スーツ姿が初々しい子を社内で見かけることが増えた今日この頃。
うちの事業部の開発グループにも新人の方々が入ってきましたよ!
4時台5時台起床の方が数名いてびっくり∑(ёロё) サトも6時前に起きますが、おじいちゃん仲間が増えた気分だわん。みんなで早朝散歩でもしようじゃないか。
時間の話ということで超無理矢理つなげますが、以前サーバーのシステムログを確認したとき、サーバーの時刻が9時間ずれていることに気が付きました。
忙しかったのでそのまま放置していたのですが、数分のズレではないのでさすがに修正しないと…と思い着手。
Osukiniサーバーの時刻のデフォルト設定
Osukiniサーバーユーザー様ならすでにご存じの方も多いかもしれませんが、Osukiniサーバーはホストとゲストの時刻が同期しています。同期させずに独自の時刻を設定したいのであればちょっと作業が必要。まぁ日本の標準時刻でいいのであればほぼ不要なのですが。
参照: 時刻が変更できない・時刻の値を変更したい
しかしAirシリーズは同期していないとのこと!どこにも書いてないから知らなかったヨ。
ということは時刻が狂ってしまったら自分で修正しないと、いつまで経っても狂ったままってことですね。
私のOsukiniサーバー10は、申し込み時は正しい時刻だったのに、一体どのタイミングで何故ずれてしまったのかが不明。
一般のお客様に混ざって「なんでぇ~わかんない~教えて~♪」な問い合わせをしてみたのですが(いやちゃんとした文章は書きましたよ)、わからないと(´-ω-`)ウーン
とりあえず時間を正そう。
OsukiniサーバーAirの時刻を変更する
現状。4月12日AM10:57にコマンドを打ってみた結果。$ date Fri Apr 12 19:57:22 JST 20139時間早い。これを外部のNTPサーバーと同期させて修正します。
ntpdをインストールする
NTP(Network Time Protocol)とは、ネットワークを介して機器に内蔵されているシステムクロックを正しく同期させるためのプロトコルです。日本国内から誰でも利用可能な公開NTPサーバーは複数ありますが、今回は独立行政法人情報通信研究機構(NICT)のNTPサーバーを使ってみます。
…とその前に、時刻同期ができるようにするためのファイルが必要。
前回もさりげなく使った(笑)yumコマンドを使って、インストール可能なファイルを検索します。
「yum list(インストール可能なソフト一覧を表示) | grep(指定したソフト) ○○」といった感じですね。
$ yum list | grep ntp fontpackages-filesystem.noarch 1.41-1.1.el6 @base fontpackages-devel.noarch 1.41-1.1.el6 base fontpackages-tools.noarch 1.41-1.1.el6 base ntp.x86_64 4.2.4p8-3.el6.centos base ntp-doc.noarch 4.2.4p8-3.el6.centos base ntp-perl.x86_64 4.2.4p8-3.el6.centos base ntpdate.x86_64 4.2.4p8-3.el6.centos base上の3行は関係ないやつ(fo’NTP’ackagesでひっかかっちゃった笑)。4行目以降がインストール可能なNTP関連パッケージ。
「base」はインストール可能、「@base」はインストール済みです。
$ su Password: # yum -y install ntp Loaded plugins: downloadonly, fastestmirror Setting up Install Process Resolving Dependencies --> Running transaction check ---> Package ntp.x86_64 0:4.2.4p8-3.el6.centos will be installed ---省略--- Installed: ntp.x86_64 0:4.2.4p8-3.el6.centos Dependency Installed: ntpdate.x86_64 0:4.2.4p8-3.el6.centos Complete!yumの次の「-y」は、途中の「yes」入力を省略するオプションです。
時刻を修正する
一瞬で時刻を直す方法。NICTのサーバーを参照します。# ntpdate ntp.nict.jp 12 Apr 11:45:41 ntpdate[21319]: step time server 133.243.238.244 offset -32420.986471 secntpdateコマンドは、指定したNTPサーバーに時刻を問い合わせて、その時刻をローカルに設定するものです。ntpdはまだ起動させていませんが、もし既に起動しているのであればいったん落としてください。
# date Fri Apr 12 11:46:00 JST 2013正しい時刻に戻りました!
ただしこれは一時的な対処なので、定期的に同期させる設定をします。
同期設定をする
ntp.confファイルを開きましょう。# vi /etc/ntp.conf真ん中あたりに下記の記述があると思います。
# Use public servers from the pool.ntp.org project. # Please consider joining the pool (http://www.pool.ntp.org/join.html). server 0.centos.pool.ntp.org server 1.centos.pool.ntp.org server 2.centos.pool.ntp.orgserver 0.centos~以降の3行をコメントアウトして、その下に3行追加します。
# Use public servers from the pool.ntp.org project. # Please consider joining the pool (http://www.pool.ntp.org/join.html). #server 0.centos.pool.ntp.org #server 1.centos.pool.ntp.org #server 2.centos.pool.ntp.org server ntp.nict.jp server ntp.nict.jp server ntp.nict.jp追加したら:wqで保存終了。ntpdを起動します。
# service ntpd start Starting ntpd: [ OK ]同期がとれているか確認をしましょう。
# ntpq -p remote refid st t when poll reach delay offset jitter ============================================================================== *ntp-b3.nict.go. .NICT. 1 u 24 64 37 2.519 0.056 0.033 +ntp-b2.nict.go. .NICT. 1 u 22 64 37 2.628 -0.148 0.075 +ntp-a3.nict.go. .NICT. 1 u 23 64 37 5.609 -0.105 0.098サーバー名の頭に「*」がついていれば同期ができています。
それ以外のステータスとしては
* : 同期中のサーバー
+ : いつでも参照可能なサーバー
# : 参照可能だが距離が遠いサーバー
空欄: 距離が遠いため使用されていない
など。起動直後や再起動直後は空欄になっていても、数分経ってから再度確認すると同期ができていると思います。
ntpdの自動起動設定
最後に、サーバーが再起動したときなどにもntpdが自動で起動するようにします。自動起動になっているかどうかの確認は下記。
# chkconfig --list ntpd ntpd 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off2~5がonになっていれば大丈夫です。もしなっていない場合は下記コマンドを入力してください。
# chkconfig ntpd on
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時刻修正なんて一瞬で終わるものかと思ったら、意外と手順があるんですね(´Д`)
勉強になりました。