久々に入門書引っ張り出してきました。トップの画像ね。
水口克也(2012)『これならわかる! Linux入門講座 第2版』秀和システム
VPSを使うにあたり、ちょいちょいviエディタを使ってファイルを編集していますが、使い方についてまとめていなかったので、今更ながら改めて書いてみます。
viエディタ
テキストエディタですね。UNIX/Linuxに標準でインストールされています。Wordやメモ帳のような専用アプリケーションを使わなくても、テキストファイルの編集ができます。
viエディタの起動は、「vi」のあとにファイル名を入力してEnterするだけ。
$ vi ファイル名私が初めてviエディタを使ったのはiptablesを編集したときで、慣れるまではコマンドモードと文字入力モードのどっちで操作しているのか混乱してました(笑)。
コマンドは大量にありますが、全部は覚えきれないので、私がよく使うものだけ載せておきます。
基本操作
viエディタを起動した直後はコマンドモードになっているので、まずは文字入力モードに切り替える操作について。コマンド | 操作内容 |
---|---|
i | カーソルの位置から入力する |
o | カーソルの位置の下に空白行を挿入し、そこから入力する |
コマンド | 操作内容 |
---|---|
:w | ファイルを上書き保存 |
:wq | ファイルを上書き保存してviを終了 |
:q | viを終了(ファイルが上書き保存されていない場合は警告が表示される) |
:q! | viを強制終了(ファイルは上書き保存されない) |
コマンド | 操作内容 |
---|---|
yy | カーソル位置の行をコピー |
p | カーソル位置の下の行にペースト |
使えると便利な行移動
「ファイルの150行目を編集しましょう」なんて言われたとき、150行目までどうやって移動しますか?そしてそもそも今カーソルがある位置が何行目か分かりますか?行番号が表示されたほうが便利ですよね。指定した行に瞬時に移動できるといいですよね。
コマンド | 操作内容 |
---|---|
:set number | 行番号を表示させる |
:数値 | 指定した行へ移動 |
G | 最終行へ移動 |
行番号を表示させるにはコマンドモードで「:set number」と入力してEnter。
こんな感じで左側に番号が出てきます。
じゃあ50行目に移動してみましょう。「:50」と入力してEnter。
移動できました。
最終行へは「G」。
「末尾」って書いてありますね。英語表示なら「Bot」かな。
ファイル内でのキーワード検索
修正したい項目が何行目にあるか分からなーいってとき。キーワード検索しましょう。コマンド | 操作内容 |
---|---|
/キーワード | 指定したキーワードを検索する |
n | 検索結果の次候補へ移動 |
引っかかったキーワード部分の色が変わって強調表示されます。
「n」で次の候補へ移動。
最後の候補まで行くとまた最初に戻ります。大文字で「N」と打つと逆移動も可能。
WindowsのTera Termだとこんな感じ。ターミナルもTera Termも、背景色や文字色はいろいろ設定できます。目に優しい、見易い色やフォントにするといいかもですね。
これくらいかな。
はい終わりじゃあ終わり(HIKAKIN風)←知ってる?