FileZillaのSFTP接続設定

2013年3月25日

どんより空な月曜日。雨で桜が散りませんようにー(-人-;)

さてさてさて、前回の続きです。
vsftpdの設定が終わったので、FTPソフトでログインしてみます。

私の場合は公開鍵認証でssh接続させているので、SFTPという方法になりますね。
SFTPはSSH File Transfer Protocolの略で、sshで暗号化された通信路を使ってファイル転送を行います。なのでFTPソフトはsshに対応している必要があります。

FTPソフトでファイル転送ができるようにする!目次

SFTP接続ができるFTPソフトについて、複数回に分けて紹介します。
サポートサイトではFFFTPを勧めていますが、こちらはSFTP接続に対応していないので今回はナシで。

1. FTPサーバー(vsftpd)を設定する
2. FileZillaのSFTP接続設定
3. CyberduckのSFTP接続設定
4. TransmitのSFTP接続設定
5. FetchのSFTP接続設定

SFTP接続に使う秘密鍵(id_rsa)は事前に用意しておいてください。

FileZilla

FileZilla(ファイルジラ)は、Firefoxの開発元でもあるMozillaが提供しているFTPクライアントソフトです。
FileZilla プロジェクト日本語トップページ – SourceForge.JP
Win/Macの両方に対応、豊富な機能で上級者向けオプションも搭載。私はせっかくの便利機能も使いこなせていませんが。
SFTPの他に、FTPS(File Transfer Protocol over SSL/TLS)にも対応しています。

上記リンクからダウンロードしたら、早速起動してみましょう。
今現在の最新版は3.6.0.2のようです。

秘密鍵の登録

メニューバーの1番左「File Zilla」から「Preferences」を選択します。
(Windows版の場合は「編集」から「設定」)

「SFTP」を選択し、「鍵ファイルを追加」ボタンをクリック。秘密鍵を指定します。

ただしFileZillaでRSA暗号方式の鍵をそのまま使うことはできません。
「FileZillaで使用するために, 保護解除されたファイルに変換しますか?」と聞かれるので「はい」をクリック。パスワードは鍵認証で設定したパスフレーズを入力します。
すると.ppkという拡張子のファイルが生成されます。
保存して完了!

SFTP接続設定

左上のサイトマネージャーアイコンをクリック。

「新しいサイト」をクリックし(名前は何でもいいです)、右側の各タブを下記のように設定します。
  • ホスト
    IPアドレス
  • ポート
    sshのポート番号。デフォルト22だけど私は設定変更で10022
  • プロトコル
    SFTP – SSH File Transfer Protocol
  • ログオンの種類
    通常
  • ユーザ
    SaaSes設定報告書記載のユーザー名
  • パスワード
    ユーザーパスワード

転送モードはパッシブ。
ほか「詳細」や「文字セット」タブはデフォルト未入力のままで大丈夫です。
設定が終わったら「接続」をクリック。

(↑画像クリックで拡大します)
接続に成功すると、右側にディレクトリ一覧が表示されます。
デフォルトは「/home/ユーザー名」ディレクトリになっていますが、上層ディレクトリをクリックして移動することができます。

ファイルのアップロード

「/var/www/html」に移動してみます。

WordPress関連のファイルが沢山ありますね。
テストでなにかファイルをアップロードしてみます。ドラッグ&ドロップでOK。

アップロードに成功すれば左上に「ファイル転送に成功しました」という文言が出てきます。



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FTPクライアントソフトって、検索すると沢山あるんですね…
どれが1番人気なんだろう、有名どころじゃないけど実はとっても便利な隠れ良ソフトとかもあるかな。
シェアウェア製品も会社で一通り買ってくれたらいいのに(´Д`)