使ったLinuxコマンドまとめ1. pwdとls

2013年3月6日

VPSを契約して初めてコマンド操作をするにあたり、サト自身が最初理解できていなかったものメモ。

ディレクトリとパス

まず初めにCentOSのディレクトリ構成が全くわかっていなかったので、自分が今どこにいるのか、どのディレクトリに移動したのか迷っていました。

ディレクトリ構造


他にも沢山のディレクトリがありますが、自分が使ったもののみ抜粋。
  • /
    ルートディレクトリで、全てのディレクトリの親ディレクトリ。
  • home
    ユーザーのホームディレクトリ。ログイン直後は、このディレクトリの中の「ユーザー名(例:username)」ディレクトリにいる。
  • etc
    システムや各種プログラムの設定ファイルが入っている。
  • var
    ログファイルなどの頻繁に変更されるファイルを配置する。

絶対パスと相対パス

  • 絶対パス
    ルートディレクトリを基点としたディレクトリの指定。
    etcからusernameへ移動するときのパスは「/home/username」。
  • 相対パス
    カレントディレクトリを基点としたディレクトリの指定。
    etcからusernameへ移動するときのパスは「../home/username」。「../」で1つ上のディレクトリに移動する。

コマンド

コマンドについての知識は0スタート。使ったもののみメモ書きします。

pwd

自分が今どこにいるか、カレントディレクトリを確認する。ログイン直後に実行すると
$ pwd
/home/username
とりあえず場所に迷ったらこれです。

ls

ディレクトリの中に何が入っているか確認する。ログイン直後のusername内で実行すると
$ ls
wordpress
WordPressをダウンロードしてきてzipファイルの解凍をした時に作られたディレクトリが。
WordPressはhtmlディレクトリにコピーしたほうを使ってるから、これは消してもいいのか…。まぁ後でいいや。
lsコマンドはオプションを付けることで詳細を見ることができます。
  • -l
    ファイルの日付やパーミッションなどの詳細情報も表示する。
  • -a
    ファイル名がピリオドで始まる(例: .bash_history)隠しファイルも含めて表示する。
  • -la あるいは -al
    -lと-aを両方表示する。
$ ls -l
total 4
drwxr-xr-x 5 username username 4096 Jan 25 12:00 wordpress

$ ls -a
.   .bash_history  .bash_profile  .ssh      wordpress
..  .bash_logout   .bashrc        .viminfo

$ ls -la
total 36
drwx------ 4 username username 4096 Mar  5 10:47 .
drwxr-xr-x 3 root     root     4096 Jan 28 15:11 ..
-rw------- 1 username username 2124 Mar  5 11:41 .bash_history
-rw-r--r-- 1 username username   18 May 11  2012 .bash_logout
-rw-r--r-- 1 username username  176 May 11  2012 .bash_profile
-rw-r--r-- 1 username username  124 May 11  2012 .bashrc
drwx------ 2 username username 4096 Feb  7 09:45 .ssh
-rw------- 1 username username 1558 Mar  5 10:47 .viminfo
drwxr-xr-x 5 username username 4096 Jan 25 12:00 wordpress

パーミッションの見方

詳細情報とパーミッションの見方はこんな感じ。
WEBサイトを作る過程でパーミッションの話は必ず出てきますが、今まではちゃんと覚えようとしたことがなくて(爆)、FTPソフトなどでチェック欄をぽちぽちいじりながら、理屈もわからないままにとりあえず数字だけ指定値に合わせていました…。
今回は覚える良い機会でした。


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社内の人がLinuxの入門書を貸してくれたので、それを見ながら復習しました。

参考文献:
水口克也(2012)『これならわかる! Linux入門講座 第2版』秀和システム

トップ画像はこの本の表紙です。クマ先生が丁寧に教えてくれます。